GEN(緑の地球ネットワーク)大同緑化ツアー

 わがままを言って、日本から団体でGENのツアーに来られたジャスコ労働組合さんの緑化ツアーに北京から合流させてもらいました。 普段行けないような山西省の農村や、内モンゴルとの省境にある万里の長城など、植樹以外にもいろいろな体験をしてきました。

 「黄土高原」の写真アルバムへ行く (Image Stationにアルバムがあります)

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 このあたりは、黄土高原と言って、細かい砂が風で運ばれてきて堆積し形成された土壌です。そのために土の中に有機物が非常に少なく、植物が育つには苛酷な環境になっています。 また降水量も日本とは比較にならないほど少ないのですが、一旦雨が降ると、植物が少ないために今度は土壌の流出が起きてしまうという悪循環を繰り返しています。 そのような条件の中でGENの方々は、もう9年間も共同で緑化を進めて行くという難事業に関わっておられます。
 我々家族も本当に微力ではありますが、3日間で100本ほどの苗木を植えてきました。 どのくらいの確率で活着するのか判りませんが、今後もできる限り協力して行きたいと思っています。

見たり、聞いたり、感じたり…

<農村にて>

  

子供5人は当たり前!

 郊外の農村に行き、村の緑化の共同作業という事で一緒に松や果樹の苗を植えたりしましたが、とにかく子供の数がすごく多いことに驚きました。 私も中国に住んでいる人間ですので、公式発言と実際が全く違っていることは、十分理解しているつもりでしたが、やはりまだまだ認識不足でした。 北京や上海などの大都会では、それなりに他人の目もあって、ほとんどの家庭では、一人っ子政策は遵守されていますが、農村では全く違うと言うのが実態でした。
 山西語というか大同語で話される言葉はなかなか理解できませんでしたが、話をいろいろ聞いてみると、子供4.5人というのは、ごく当たり前で、多い家では10人と言うのもそう珍しいことではないという事です。 子供が多い家はやはり、女の子が先に続けて生まれ、ようやく男の子ができたので、もう一頑張りしたら、また女の子だった、というようなケースがほとんどのようです。 よく言われている事には、二人目以降の子供は、罰金があるとか、教育費がかかるとか、それが嫌なので戸籍がないとか言う話がありますが、この農村では、まだ比較的裕福なのか、それとも罰金や教育費が安いのか、笑って答えてくれませんのでわかりませんでしたが、皆ちゃんと学校には行っていますし、戸籍もちゃんと持っているようでした。
 共産党の幹部の家でも、当然のように5.6人の子供がいましたので、別に隠れてこそこそしている訳でもないようです。 北京から通訳できている人達も最初は、この現実が理解できずに、日本人以上に当惑していたとのことです。
 それにしても、このあいだの国勢調査の人口は、本当に正しいのでしょうか?

儒教は生きている

 今回農村で農家に泊めてもらうという、なかなかできない経験をさせてもらいました。 当然のことですが、宿泊先は全くの一般人の家ではなく、共産党関係の村の幹部の方がの家でした。 水道は庭に来ているだけで、かまどには手動式のフイゴがついていますし、トイレはごく当たり前のことですが、外にあります。 それでも大きな門のついた立派な家で、眠るところにはちゃんとカン(オンドル)がついていました。 (上の右端写真がその農家です)
 そんな家に泊めていただき、食事の時に驚きました。 主人と我々客人は、かまどの横のオンドルの上で座って食事をするのですが、奥さんと娘さんは、土間で立ったまま食事をしています。 息子さんは、我々と一緒の食事をとっていますが、それでも土間に立って食事をしています。 本人は「習慣ですから」と言っていましたが、5人兄弟で4番目のただ一人の男の子が、他の兄弟とのバランスのなかで考え出した折衷案だったのかもしれません。 これも都会では考えられないような事で、驚いていましたが、翌日もっと驚きました。
 食事の時には、男尊女卑の典型的な状態を見たわけですが、なんとこの男女平等が当たり前の国で、この村の女性は、ほとんど働かない、と言うのです。 役所へ行ったり、農作業をしたりと言うのは、ほとんど全部男の仕事で、女性は家で家事、子供の世話、閑があったら編物でもしている、というのでまた驚きました。 みんな農村に嫁に来るのは嫌がるけれども、この村に嫁にくれば、本当に何もしなくて幸せよ! と言っていた人すらいたとのこと。

<万里の長城にて>

  

この万里の長城の向こう側は、内モンゴル自治区です。 写真左:村から見た長城(四角く見えるのが烽火台)、中央:長城(烽火台)から見下ろした村、右:内モンゴル自治区の風景 となっています。 長城がまさしく人が住めるぎりぎりのところに作られているのがよくわかります。(本当の色はもっと黄色いのですが、コントラストがなく、わかりにくいので補正して何が写っているのかわかりやすくしてあります。)

以下 第二弾へ続きます。しばしお待ちください。

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