日本でも食物の安全性への注目は高まっていますが、北京でも例外ではありません。 ほんの10年ほど前までは、それこそ人糞をつかったような有機農業を行っていた中国も、市場経済の拡大と共に、化学肥料大量使用型農業へと変遷し、又ここへ来て有機野菜、有機農業へと回帰が注目されています。
北京環境ボランティアネットワーク という北京在住のボランティアグループの人々と一緒に、農地見学とダチョウ牧場を見学に行ってきました。
農場を経営しているYUさん。 もともと飛行機の設計などをしていたのが、心機一転。 安全な野菜を求めて個人的に投資をして農地を買収。 有限公司として会社型の経営を行っています。
農業試験場などから、新しい品種などを優先的に配給してもらって、近郊の農家への普及活動なども同時に行っています。 農家ではなく、学者さんの作った個人経営型農業試験場とでもいうおもむきです。
現地は、北京市内から北に30Kmほど行った郊外です。 東京で言えば、大宮くらいまで行ったあたりでしょうか。 空気もきれいで、回りは一面の農村風景です。 近くには、温泉もあったり、休暇村のような宿泊施設もあったりと、マイカー族が増加し、レジャー熱の高まりつつある北京市民の近くて安いお手軽レジャーの場所として開発が進みつつあります。
近所にはダチョウ牧場もありました。 牧場と言うよりも、はっきり言ってしまえば農家の広い庭でダチョウをいっぱい飼っている、と言う状態に近かったのですが、その分ダチョウの背景に農家が写っていたりしてシュールな感じです。
話を聞いてみると、ダチョウは、零下40℃から40℃までの気温に耐えられ、鳴き声も小さい上に2年も経つと卵を生むようになり、食肉としてもおいしく70年ほど長生きするという事で、養殖、食用に適しているという事です。 ここからも一部は日本へと肉が輸出されているという事です。 北京では、ダチョウ肉というのは、別にそう珍しいものではありませんし、結構おいしいものですが、きっと日本の皆さんは食べたことがないと思います。
いろいろ近所を見て回ったり、話を聞いたりしてから、この農場でとれた野菜、飼っているとりの肉で食事会になりました。 野菜はさすがに新鮮でおいしかったのですが、とり肉は、ハトとキジでしたので、臆病な日本人の皆様はおいしいのにもかかわらず結構残ってしまいました。
参加者 総勢40名ほど、国籍は日本、韓国、オーストラリアなどとバリエーションに富んだ見学会は、37℃と言う気温にもめげず盛況でした。